a curator's memorandum

1日1本論文を読んでメモする、論文マラソンをやっています。

論文マラソン156 費大為「始まりの20年 80年代と90年代の中国現代美術」

費大為「始まりの20年 80年代と90年代の中国現代美術」訳:秋山珠子(『アヴァンギャルド・チャイナ』図録、国立国際美術館ほか、2008年)。 

 

背景

1. 80年代

 Ⅰ 星星画会

 Ⅱ "85ニューウェーブ('85新潮)"運動

2. 90年代

 Ⅰ 海外における中国現代美術

 Ⅱ シニカル・リアリズムとポリティカル・ポップ

 Ⅲ 商業化

 Ⅳ 実験芸術

 

◯80年代の中国の美術界は大きく、伝統美術、西洋的リアリズム絵画、現代美術の3つの流れがあった。そして現代美術が最も発展し、若者と海外から注目されている。

◯80年代に始まった中国の現代美術を牽引した作家たちは、海外に拠点を移し、活動を続けている。

◯海外にいる中国現代作家たちは、グループ展を通じてある種のコミュニティができた。しかし、90年代にはさらに国際展に参加し、評価される作家も出てくる。