論文マラソン98 上野真歩「【報告文】第4回いきヨウヨウ講座 「おしゃべりな布をつくろう」について」
上野真歩「【報告文】第4回いきヨウヨウ講座 「おしゃべりな布をつくろう」について」(『福岡市美術館研究紀要』第7号、2019年)。
はじめに
テーマの決定
準備
実施内容
まとめ
〇平成25年度より福岡市美術館の教育普及事業として行っている「いきヨウヨウ講座」の概要と振り返り。「いきヨウヨウ講座」とは60歳以上を対象にしたワークショップ。
〇日本では子ども向け・大人向けのプログラムはあっても、高齢者向けはほとんどなかったこと、超高齢化社会を背景にスタートした。
〇ここでは4回目の行った東アフリカの布であるカンガを使った講座について振り返っている。
〇カンガ研究家の方のレクチャー、実際にカンガを身にまとうこと、そして撮影など。カンガの特徴として「セイイング」というスワヒリ語のことわざや愛のメッセージ、社会的な内容をもっている。
〇女性は自分の主張を公的に発信することがタブーなので、カンガを贈ることや身にまとうことで自分の主張を行っている。
〇講座ではオリジナルのカンガを制作し、セイイングも考えた。